会食恐怖症 ~小学5年、症状が少し和らいだきっかけ~
久々の更新になります。
ここ最近、子どもたちが小学校、幼稚園へ行っている間に少しでも働けないかと思っていろいろと求人を見ていたのですが、なかなか短時間の仕事は見つからず…。
そして娘がたまに学校に行きたくないという日もあるため、急な休みに対応してくれるような職場はまず無くて、そもそも働けたとしても職場に迷惑をかけることになるから、まだ外に出て働くというのは難しいなぁと思っていたところ、在宅ワークというものを発見。
「自分の好きな時間に働ける」、「隙間時間を活用」という魅力的な言葉につられて、在宅での仕事をしてみようと思っているところです。
今日は、会食恐怖症の症状が少し和らいできたときのことを書きます。
前回のブログはこちら↓
会食恐怖症の症状が一番ひどかったと思う小学校5年生のとき。
給食時間は昼休み~掃除の時間まで残され、掃除が始まるとやっと担任の先生が「残してきなさい」と言ってくれて、ほとんど食べられなかったごはんを給食室まで持っていくのが毎日繰り返されました。
担任の先生や周りの子たちからの「また?」「いつまで食べてるの?」という言葉が本当に辛かったです。
そんなある日、私は歯の矯正をすることになりました。
前歯が一本だけ斜めに生えてしまってて、歯医者さんから矯正を勧められていたんです。
今でこそ当たり前のようになっている矯正ですが、当時(25年くらい前)はまだ珍しいもので歯医者さんもそんなにやったことがなく、「治療費を安くするからモニターとしてやってみませんか」みたいなことを言われ、母が承諾したそうです。
その矯正器具が分厚くて、歯に付ける金具も銀色でとても目立って、とにかく付け心地が悪いものでした。
当然、食事中も違和感があって、ごはんと一緒に金属が口の中にある感覚が気持ち悪かったし、金具の細かいところに食べ物がくっつくし、慣れるまでは大変でした。
そんな私を見て、母は連絡帳に「矯正をしているため食事に時間がかかる」という旨のことを書いてくれたんです。
すると、担任の先生や周りの子たちが、食べられなくても矯正してるから仕方ないと言ってくれるようになり、残しても責められないことが少しずつ私の気持ちを楽にしてくれました。
会食恐怖症の人って、人一倍残すことに罪悪感を持っているんです。
残したらダメ→でも食べられない→こんな自分は最低だ…というマイナス思考が働いてしまって…。
残しても仕方ない、時間内に食べられなくても仕方ないという気持ちになると、少しずつですが吐き気や緊張がマシになってきて、一学期の終わり頃には完食できる日も出てきました(最初に盛る量をかなり減らしてもらっていたけど)。
このときは本当に嬉しかったです。
気の合う友達もでき始めて、やっとクラスに慣れてきたときでした。
このあと楽しい夏休みがスタートしてこのまま治るかと思いきや、夏休みの終わりごろにまた予期不安が出てきて悩まされるのだけど…。