小春の会食恐怖症日記

会食恐怖症について体験談などを書いてます

小学一年生の娘の給食事情

この春から小学生になった娘。

 

コロナの影響で入学式は中止、5月下旬から分散登校、6月から本格的に学校再開しました。

 

最初は楽しそうに通っていた娘ですが、給食が始まってから徐々に雲行きが怪しくなってきました。

 

娘は1歳半くらいから偏食が激しくなり、トマト以外の野菜はダメ、見た目でダメと思ったら口にしない、レトルトは食べない…という困ったちゃん。

成長するにつれて少しずつ食べられるものが増えるようになってきたのですが、やはり給食は毎日嫌いなものが出るので苦痛なようで、給食3日目にして「行きたくない」と言い出しました。

 

ただ、私の中では想定内の出来事で「ああ、やっぱり」という感じでした。

 

入学前から娘が給食で困るのは予想できていたし、自分自身が会食恐怖症で学校に行くのがとても辛い時期があったので、学校に行きたくない気持ちがとてもよくわかる。
無理やり連れて行ったところで娘には嫌な経験にしかならない。
娘のペースで進ませていきたいという思いから、どうしても嫌なら休ませて少しずつ慣らしていこうと考えていたからです。

 

 

 

まずは、下の子を幼稚園へ送ってから娘とゆっくり話してみました。

「給食は牛乳が一番いやだ」「お芋は前におえっとなったから食べたくない」と話してくれました。給食以外の学校生活は楽しいことも教えてくれました。

入学前に担任の先生には偏食のことを話していたのですが、もう一度先生に話すことと、「どうしても嫌なら残していいよ」と娘に伝え、その日は娘と一緒に遅れて登校しました。最初は行きたくないと泣いていた娘も、私に話して少しすっきりしたのか、一人で教室へ入っていきました。

 

帰ってきた娘は、「最初に減らしたけどあとは全部食べられた」と嬉しそうに話してくれました。

 

娘の学校では、最初に苦手なものを減らすことができるようです。牛乳も全部飲めなくても大丈夫みたいです。上級生の少し厳しい先生だと食べ終わるまで昼休みなしというクラスもあるようですが…。

私の時代に比べると、無理やり食べさせるということは減ってきているように感じます。

 

 

その後も娘は、私と一緒に遅れて登校することはありましたが、一か月ほどたった頃から少しずつ慣れてきました。

一口しか飲めなかった牛乳も今は三分の一は飲んでいるそうです。家ではまったく食べないオクラやもやしなどの野菜も「おいしかった」と言って帰ってきたときには仰天しました。先生の話によると、かなりの量を減らしているようですが。

 

 

 

子どもには私のような経験をさせたくない、という思いから、つい食事に関することは敏感になってしまいます。もし私が会食恐怖症じゃなかったら、休んでいいよなんて言っていなかったかもしれません。

会食恐怖症のおかげで、学校へ行きたくない気持ちを共感することができたのだと思うと、病気もたまには役に立つことがありますね。