小春の会食恐怖症日記

会食恐怖症について体験談などを書いてます

レアな自分

「14歳のカミングアウト~性同一性障害を乗り越えて~」

三峰有生(みつみねうるふ)さんの書いた本を読みました。

タイトルのとおり、三峰さんは、生まれつき性同一性障害で、体は女なのに心は男という状態に苦しんできました。
その後、14歳で周りの人にカミングアウトをし、今では男性として生きているそうです。

この本の中で、三峰さんは、「自分はレアな障害を持って生きてきた」と言っていました。

そして、

「レアな自分だからこそ、他の人とは違うさまざまな経験ができた」

「カミングアウトをしたことによって、自分の障害を理解してくれるホンモノの友達、恋人と出逢うことができた」

とも、書かれていました。

この部分がすごく印象に残り、感動しました。

私も、会食恐怖症という、人にはなかなか言えない障害を持っています。

でも、数人の人には、この症状をカミングアウトしたことがあります。

幸運なことに、その人たちはみんな、私の症状をおかしいと思ったり馬鹿にしたりせず、きちんと聞いてくれました。

だから、人脈は浅いけれど、私自身も、ホンモノの出逢いができたんだと思っています。

三峰さんが言うように、私もレアな障害を持っています。

でも、レアだからこそ、他の人にはできない素晴らしい経験もあると思います。

会食恐怖症は苦しいだけじゃない…と、今では少し感じられます。